栄養ドリンク成分の一斉分析
1回の測定で複数成分の評価ができます
栄養ドリンク剤には、無機イオン、有機酸、ビタミン、アミノ酸、糖など、さまざまな成分が含まれています。
このような多成分試料の場合、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析では、それぞれの成分ごとに前処理法や分析法を変える必要があります。キャピラリー電気泳動では、このような煩雑な作業は必要とせず、すべての成分を一斉に分離することが可能です。
図1 市販の栄養ドリンク
栄養ドリンク剤を蒸留水で10倍希釈して測定した結果です。短時間で、多数の成分が分離されています。
検出にはインダイレクト法(間接吸収法)を採用し、エレクトロフェログラムにおいてはピークを反転表示
させています。
そのため、それ自体が吸収を持つ安息香酸やビタミン類のピークは、下向きになっています。
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