生体細胞(赤血球)のゼータ電位
生体細胞の「正常・異常」を評価できます
生体は多数の細胞からできており、それに関連したさまざまな界面電気現象を議論する場合、細胞表面の電気的性質についてよく論じられます。たとえば、癌細胞の転移現象、白血病の食細胞作用、あるいは肝細胞と腎細胞を混ぜて培養すると、それぞれ相手を識別しながら凝集する現象などには、細胞表面の電気的性質がきわめて密接に関係していると考えられます。これらのことから、各種細胞の表面電位の情報を正確に把握することは、生体細胞などの界面現象を研究する上で非常に重要であると考えられます。
図1 正常な赤血球の電気移動度分布
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