プリンター用インクのゼータ電位・粒子径
「分散安定性」を評価できます
一般に、市販されていますプリンター用インクは、分散安定性を向上させるために、少量の分散剤が添加されています。これらインクの分散性を評価するために、ゼータ電位や粒子径測定がよく行なわれています。しかし、今までは溶媒のみで希釈して測定されていました。このような処理では添加剤濃度が薄まり、本来の特性から異なる評価がされてしまうこともありました。 この問題を解決するために、超遠心分離機を用い、添加剤濃度が変わらない上澄み液でサンプルを希釈し、ゼータ電位および粒子径測定を試みました。
図1 各サンプルのゼータ電位
図2 各サンプルのキュムラント平均径と粒度分布
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