化粧品中の無機陽イオンとアミン類のキャピラリー電気泳動による分析
4.結論
NH4+およびアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカルアミン類のイオンについては、泳動液のpHを4.2以下として分析を行うと、良い結果が得られました。
各アミン類の電気泳動移動度は、構成する炭素鎖の鎖長が長くなるほど減少し、第1アミン、第2アミン、第3アミンの順に、炭化水素鎖数の増加に伴い減少しました。
香料、界面活性剤などを多量に含む化粧品類の陽イオンが、蒸留水希釈のみと簡単な前処理で、再現性良く分析測定できました。よって、今回検討した陽イオン分析法は、幅広い分野についての応用が期待されます。
(2004/2)
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