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第32回 散乱研究会 無料

無事終了いたしました。 多数のご参加を頂き、誠にありがとうございました。

令和2年9月 吉日


各位
拝啓 秋涼の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から「第32回 散乱研究会」をオンラインで開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

午前の部では、毎年多くの方々よりご好評いただいております光散乱基礎講座を開講し初心者にも分かりやすく解説いたします。
午後の部では、様々な分野の先生方に最新のご研究や、実際の応用例をご紹介していただきます。また今回は、チャット形式で各講師先生方にご質問していただけます。

本研究会は、散乱関連技術の研究者および利用者並びに提供者が一堂に会し、それぞれが有する情報・意見の交換や知識・経験の共有ができる機会を提供すると共に、これを機に、若手研究者の育成と散乱技術のさらなる発展・促進につながることを期待しております。

今回も有意義な研究会となりますよう是非とも皆様方の積極的なご参加をお待ち申し上げております。

敬具

                                   散乱研究会世話人会
                                    木村 康之(九州大学)
                                    寺尾  憲(大阪大学)    【新規就任】
                                    則末 智久(京都工芸繊維大学)【新規就任】
                                    川俣  純(山口大学)    【新規就任】

●名称

第32回 散乱研究会

●日時

2020年11月20日(金) 9:50~17:00

 ※ 参加申込みは締め切らせていただきました。

●会場

Webセミナー(オンラインセミナー)

●参加費

無料

●担当者

散乱研究会事務局 (泉谷・岡本)
(TEL:072-855-8550 / FAX:072-855-8557)

PROGRAM 第1部

はじめに

9:50 ~ 9:55 新規就任世話人のご紹介

光散乱基礎講座「静的光散乱法」

9:55 ~ 11:30 寺尾 憲 先生(大阪大学大学院理学研究科 准教授)

静的光散乱法は、光学顕微鏡の回折限界よりは小さいが、原子・分子よりは大きい、コロイド分散系や高分子溶液中における分散粒子の重さやサイズを計測する手法として広く用いられている。本基礎講座では、静的光散乱法の基礎とその実施例や解析手法について解説する。

光散乱基礎講座Q&A

11:30~11:45 講師先生方、世話人

11:45~13:00 休憩

13:00~13:15 大塚電子 散乱製品紹介

PROGRAM 第2部

放射光X線を用いた水溶液中の高分子ミセルの構造解析

13:15~14:10 秋葉 勇 先生(北九州市立大学国際環境工学部 教授)

高分子ミセルは薬物送達システム(DDS)のキャリアーとしての利用が検討されている。DDS粒子に対しては機能制御の観点から、精密な構造解析が求められる。顕微鏡法や計算化学の進展により、複雑な分子集合構造を可視化することが可能になっているが、溶液中での構造をそのまま観測するには散乱法が不可欠である。特に、放射光を光源に用いた小角X線散乱はナノ粒子の構造解析には最適である。本講演では、放射光X線小角散乱法による高分子ミセルの構造解析を概観する。

ナノ構造体を用いたナノ物質光マニピュレーション法の開発

14:10~15:05 東海林 竜也 先生(神奈川大学理学部 准教授)

局在表面プラズモンによる増強電場を利用することで、従来法の集光レーザー型光ピンセットよりも効率よくポリスチレンナノ粒子やDNAなどのナノ物質を光捕捉できる。しかしながら、このプラズモン光ピンセットは光熱効果による熱泳動により捕捉が阻害されることがある。これに対し、我々はノンプラズモニック・ノンサーマルな新奇光ピンセット「NASSCA光ピンセット」を開発した。本講演ではナノ構造を利用した光ピンセットを紹介する。

15:05~15:35 休憩

PROGRAM 第3部

光散乱法によるゲル研究の歴史と展望

15:35~16:30 柴山 充弘 先生(総合科学研究機構 中性子科学センター長)

ゲルは古くから日常生活に欠かせない物質であり材料であった。ゲルは、生まれながらにしてさまざまな不均一性を内包しており、それがゲルの物性を左右していた。光散乱法はゲル研究にすこぶる有力な手段であり、ゲルの不均一性を定量化する方法などが開発されている。一方で、最近、不均一性を持たない理想的ゲルが開発された。こうした歴史を時系列的に俯瞰することでゲル研究の発展を振り返るとともに、将来への展望を語る。

退任された世話人からのご挨拶

16:30~17:00 退任された世話人

ご視聴方法

本セミナーは「Microsoft Teams」を使用します。
参加申込みいただいた方に、後日視聴用URLをご連絡いたします

インターネット環境のあるパソコン・タブレット・スマートフォンがあれば、どこからでも参加可能です。
 ※パソコン・タブレットの場合は、ブラウザで参加可能です
   推奨ブラウザ:Microsoft Edge または Google Chrome
 ※スマートフォンの場合は、Teamsアプリをインストールする必要があります

皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

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