光学設計のための配光測定
ファーフィールド/ニアフィールド
2.光学設計について
■ 照明のための光学設計
LEDパッケージの違いによる配光比較*1
LEDの利用によって様々な照明が作れるようになった一方、LEDの特性を十分に理解せず照明の設計をしてしまい、想定していた性能を得ることができないといった問題も生じています。
LEDと従来からある蛍光管や電球を比べると、蛍光管や電球は周囲に等方的な光の放射をしていたのに対し、LEDはパッケージの構造によって半球上だったりビーム上であったりと特性が異なります。このように照明が空間の方向によって光の強弱が違うことを表す特性を”配光”または“配光特性”といいます。
LED照明を設計する場合、使用するLEDの配光を十分に把握した上でそれに適した設計を行う必要があります。
*1 照明設計解析ソフトウェア「LightTools」による解析結果
■ 設計に必要な配光データ
照明設計を行うに当って必要な配光ですが、これには2つのタイプがあります。
1つが光源を点光源とみなして扱われる“ファーフィールド配光”です。
もう1つが光源を大きさのある光源とみなして光源の発光部位毎に個別の配光がある“ニアフィールド配光”です。
この2つの配光は用途によって使い分けられています。
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